[アイルランド留学] 外国人登録(IRP/GNIBカード取得)までの流れ

アイルランド留学

こんにちは。アイルランドに到着し学生ビザを取得するまでの約3ヶ月間、ほぼ毎日警察通いしたUnaです。この警察通い生活、この留学生活でいちばんのハイライトになったと言っても過言ではないと思う。他の国と違って現地に行ってからビザ取得するスタイルなので、余裕をぶっこいていたら痛い目に遭いました。

今回はアイルランドに来てすぐぶち当たる壁であろう外国人登録(別名:IRP 旧名:GNIB)までの流れについて説明していきます。

ちなみに筆者はコークに在住していたため、コークでの情報をもとに説明します!

まず、外国人登録とは?

外国人登録とは、一般的にいうビザのことでアイルランドに3ヶ月以上滞在する人対象の「外国人として合法的に滞在するための手続き」のことを指します。対象者はアイルランド入国後の3ヶ月以内に、各地域の警察署(アイルランドではGardaと呼んでいます)で手続きを行う必要があります。

そしてその登録が完了すればGNIBカードが支給され、外国人としてアイルランドに住んでますよ〜という証明ができます。

3ヶ月もあるなら全然焦ってすることないやん、と思われるかもしれませんが、逆にその登録を済ませるまでは、アイルランド長期滞在者(25週間以上)の最大のメリットである、合法的に就労することができないのです。

Una
Una

アイルランドについてすぐ仕事探しできると思っていたのに・・・

なので物価の高いアイルランドでなんとか食っていくために、他のクラスメイトたちも必死で外国人登録を済まし、必死で仕事探しをしていました。

必要書類を揃える

必要書類は以下の5つです。

  • 有効のパスポート
  • 銀行口座の英文残高証明書(3000ユーロ以上の残高が必要)
  • 学校の在学証明書レター
  • 英文の海外旅行保険の加入証明書 
  • 300ユーロ(カードのみの支払い

英文残高証明書は大体手元に届くまで約2週間かかるので、銀行に確認し日本出発までの余裕を持って発行してもらいましょう。筆者は楽天銀行を利用しているので、楽天銀行に電話して英文残高証明書を発行してもらいました。

本来は英文残高証明書、”1ヶ月以内に発行したもの”と公式での記載があるのですが、実際筆者が予約取れたのは3ヶ月後で、再度わざわざ日本から発行しなくちゃならないのかと予約日当日までソワソワしていましたが、実際目を通されることもありませんでした。

Una
Una

目くらい通して〜!笑

語学学校のビザ担当の人からも「1ヶ月以内過ぎていても問題ないよ」と言われていたので発行日はそこまで重要視されていないようです。

日程を予約する

残念ながら、そのまま警察署にふらっと行ってもらえるようなものでもありません。まず、アイルランドに着いたらすぐに日程予約を行うことをおすすめします。なぜなら、日程を予約できるまで数ヶ月待たされる可能性が大いにあるためです。。(筆者が住んでいたコークの場合)

ダブリンの場合

ダブリンではimmigration officeのサイトで電話番号を確認し、電話にてアポイントを取ります。

注意:オンラインでも予約を受け付けていたのですが、2022年に廃止し現在は電話受付のみの予約となっています。

電話はつながりにくいのですが、繋がってしまえば2週間以内で予約を取れることが可能だそうです。電話の際のみ頑張って粘りましょう。

ダブリン以外の場合【筆者が住んでいたコーク含む】

各地域の警察署(immigration)のメールアドレスに早よ予約をくれと心を込めてメールを送信します。

これが平均でも予約取得まで2ヶ月ほどかかります。アイルランドに着いたら観光を始めるよりも前に、まずすぐにメールアドレスを送信してください。南米の友達の中には、予約に時間がかかることを知っている人もいて渡航前からすでに送っている強者もいました。出国前に送ってしまうのもアリですが、それで予約日を逃しさらに待つ羽目になるリスクもあるので、到着したタイミングで送るのが安パイな気がします。

筆者が実際に語学学校から教えてもらった流れは、

  • 警察署のメールアドレスに空メールを送信
  • 数分後に情報提供をうながす自動返信が送られる
  • 自分の情報を記入し返信
  • 「予約のリクエストありがとう」と警察署から返信が来る

でしたが、一発目から自分の情報を記入し送信しても問題ないです。

実際に警察署から求められた情報を記入したメールは以下の通りです。

Hello,My name is 〇〇.
My information is below:

1 Full name as in passport / フルネームとパスポート番号
2 Date of birth (Day Month Year) / 誕生日
3 Permanent address in Cork / アイルランドの現住所
4 IRP expiry date / 初めての申請の場合IRP未取得のため、観光ビザが切れる日を記入します
5 Contact number / アイルランドの電話番号
6 Do you have all documents (hard, original copies only) ready? / 準備完了前提でYES
7 Is this appointment request for renewal or for first time registration or stamp change?
/ 初めての申請なので を選択

Kind regards,

この内容で送信して、警察署からありがとうメールが届いたら予約申請はとりあえず完了です。

待つ。ひたすら待つ。但し裏技もあり

無事にアポイント申請を終えたら、あとはじっくり待つのみです。ただし早くバイトを始めてお金が欲しい人間にとっての2ヶ月はあまりにも長いです。そのため成功する確率は運次第ですが、小さな裏技が存在します。

それは警察署、Gardaに直撃し直接交渉することです。

Una
Una

必要書類は全て持ってる。同情するならビザをくれ。

筆者の場合は「予約が取れるまで待て」と惨敗でしたが。(泣)同じ学校に通っていた人の中には成功してその日に登録を完了させた人もちらほらいました。行くなら人の少ない2時半あたりを狙う、女性の警官は厳しめだから話しかけない、など色んなコツが噂されていましたが、結局は運次第だと思います。そのコツを試しても、悲しいことに筆者は毎回断られていたからです。通いすぎて、クラスメイトに「今日も行くの?haha」と言われる始末。

断られるたびに多少はヘコむので、実行する際は鋼のメンタルを持ち堂々と勝負に出てください。

もし2ヶ月以上経っても音沙汰なしなら催促メールを送る

申請時、警察署からのありがとうメールに”再度メールを送るのは必ず控えてください”との脅迫じみたメッセージがあったのですが、2ヶ月以上経っても音沙汰なしであれば再度メールを送っても大丈夫です。

筆者の場合は3ヶ月近く音沙汰がなく、裏技を使っても毎回惨敗、心が折れる寸前に再度メールを送りました。そしたらなんと、送った次の日に予約日確定のメールが届いたのです!おそい!

[登録日当日] 書類が揃っているか確認し、写真撮られるご用意を

「予約の5分前より先に来るな」という予約日確定のメールに書かれているので、現場に入るのは本当に予約時間ギリギリで大丈夫です。書類がきちんと揃っていれば特に難しいことを質問されることもなく、20分ほどでスムーズに手続きが終わります。

そして最後は指紋と写真をバシャっと撮られて、IRPカードは書類に書いてある現住所に送るね、言われ無事完了です!

何回も警察通いし交渉しても断ってきたぶっきらぼうの女性警察官が当日やさしく対応してくれ、嬉しくて涙が出そうでした。(笑)

約2週間後にIRP(GNIB)カードが届く

そして難関の道である外国人登録は、IRPカードを受け取ることで見事に完了です。

このカードはとても大事なので失くさないように気をつけましょう!海外旅行先からアイルランドに帰るときも必ず入国審査官から「IRPカード持ってる?」と聞かれます。

[まとめ] 皆さんがスムーズに手続きできることを願って

くどいようですがアイルランドに到着してまず第一にするべきことは外国人登録です。インターネットでの情報はもちろん、現地の語学学校の先生やクラスメイトを頼ってリアルタイムで情報を得ることも大事です。全員、なんだかんだ言いながらもこの道をクリアしているので大丈夫ですよ!

筆者ももっと早く登録できたらよかったのにな、とも思いましたが、ビザ懇願するためだけのためにほぼ毎日警察に通っていたのが今となっては憎めない輝かしい思い出のひとつです。

この情報が少しでもお役立ちできますように。

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